5年以上にわたってつづってきたドリコムブログから、当ライブドアブログにデータ移行したものの、旧コンテンツURLから新コンテンツへのリダイレクトはないため、折々に、旧コンテンツを紹介しなおして、Googleボットにインデックスいただいております。

 「マス広告を愛すればこそ、効果測定を」は、被リンク・コメントなどもたくさん頂戴したコンテンツです。

つくねパパのブログ : マス広告を愛すればこそ、効果測定を
http://tsukunepapa.dreamlog.jp/archives/51597294.html
 2006年10月のこのエントリーでは、目的半数・説明変数といった言葉を使っていることからもわかるとおり、リアル広告のリアル売上げへの影響力を多変量解析などで測定し「モデリング」することが前提となっていました。
(広告の継続出稿の売上げへの寄与は、「値引き」「店頭への配荷量」などの影響力の影に隠れてなかなか解明できない、または寄与が少ないものです。)

 2010年も12月になり、4年経過して振り返ってみると、広告効果測定にもいろいろな選択肢がでてきて私自らも、直接的に経験し続けてきました。
 その中で、経営管理の視点から導入されたKGI(キーゴール指標)・KPI(キーパフォーマンス指標)をクロスメディア型の広告管理していく手法が、いまのところ実践的だろうと思っております。

 売上げや利益・取扱い店舗(face数)数・ブランド浸透度など、広告の目的はケースバイケースでしょうが、その目的が明確でKGIに位置づけられた場合、そのモニタリング指標であるKPIとしてはウェブ上の評判・商品名検索数・商品名検索表示ページ数・商品名検索後サイト来訪数・サイトUU・売価・配荷量・広告投下量・広告表現などの説明異変数の中からモデリングの末、導くことができます。
 広告の成果目標(目的KGI)が「ブランディング」などといった計測しづらい場合でも、ユーザーのウェブ系メディアへの遷移を狙うクロスメディア型の広告出稿である限り、前出の説明変数のうち「ウェブでの傾聴項目」にあたるようなものをKPI指標として設定し、モニタリング&改善(アクション)し続けることが可能です。

 クライアントの要請の有無が何より問題。そして広告出稿管理体制の一元化とか、扱い広告代理店一社による責任管理なども問題になりそうではありますが・・・。